• 長久手市大学連携推進ビジョン4U

私たちは、発達障がいを持つ子どもたち、そしてその兄弟たちと元気に遊ぶサークルです。もともと「ガリレオクラブハッピーキッズ」という発達障がい児とその兄弟児と保護者の方たちのサークルがあり、そのサークルにご協力いただいて、学生と子どもたちがマンツーマンや少人数グループで関わり合いながら遊んでいます。活動は愛知県立大学の体育館で行っていますが、年に一度、モリコロパークに遊びに行きます。

 

活動は月に1回程度で、そのためのミーティングを毎週火曜日のお昼休みにお弁当を食べながらしています。メンバーは障がいに理解のある学生ばかりで、子どもたちのケアをしたいという思いから、愛知県立大学教育福祉学部の社会福祉学科と教育発達学科の学生のみで成り立っています。

 

9月の活動を例に当日のスケジュールを紹介すると、学校に学生が集合し、まずはロールプレイングをしてその日の活動の練習をします。子どもたちが集まり始めたら、最初にするのが手遊び。これはみんなで歌を歌い、最後に「手はお膝」といったん動きを止め、それから始まりの合図をします。毎回同じ流れをすることで、これが始まったら静かにして、お兄さんお姉さんの話を聞いて、それから遊ぶぞという雰囲気をつくるようにしています。

 

そして、まずは集団遊びをして次に自由遊び、全体遊びをしてから、さようならという流れです。参加する子どもは20人から30人ほどですが、集団遊びは4、5グループに分けて、チーム一丸となる遊びを行います。例えば風船バレーなど、わかりやすさを重視した単純なルールの遊びを考えて行っています。また、開始前には必ずお手本を見せるようにしています。

 

子どもたちのチームは男女別であったり、異年齢だったり、反対に同年齢にしたりと、さまざまな分け方をしますが、年齢の高いお子さんのいる保護者の方が、小さな子との関わりも増やしたいとおっしゃることもあります。そうした場合は、大きな子が小さな子の面倒を見てくれる雰囲気になるよう、チームを構成していきます。

 

全体遊びとは、チーム対抗を意識しないで、子どもが一斉に遊べる遊びです。例えば、しっぽ取りやドッヂビー、転がしドッヂなどを行うのですが、しっぽ取りの場合は学生がしっぽを付け、子どもはそれを取ることに専念します。ミーティングでは、子どももしっぽを付けたがらないか、そうするとひっかいたりしてケンカになりやすいのではとか、さまざまな意見が出ましたが、まずは学生がしっぽを付けることになり、子どもたちもとても楽しんでやってくれました。小さい子どもには、ドッヂビーは危なくて難しいという意見があり、ボールを転がすだけのドッヂボールをするなど、年齢ごとに遊びも工夫しています。

 

9月の活動では、全体遊びでリズム遊びをしました。これは保護者の方たちから、音楽に触れさせたいという意見があり、音楽と遊びを絡められないかと話し合いました。その結果、音楽に合わせて、マラカスをグループごとに違うリズムで振って、最後に全員で合わせて一つの音楽ができあがるというリズム遊びを考えました。ほとんどの全体遊びは一度きりですが、この遊びは3月に行われる子どもと学生の卒業式で発表できないかと考えていて、卒業生を音楽で送り出すことを目標に練習している最中です。

 

「ぐぅすかぴぃ!」内で話題になり、話し合ってきたことの一つに、ケンカが起きたときの対応があります。いろいろな意見が出て、すぐに止めに入った方がいいのではとか、少し放置して様子を見た方がいいのではという意見がありました。かっとなるとすぐに手が出る子が結構多く、殴り合いになることもしばしばあります。そんなときどう対応すればいいか、それぞれに自分の意見があるため、それをどう統一していくかが課題になっています。

 

怒る言葉や否定的な言葉を使っていいのか、という話し合いもしました。きっぱりと伝えるのも大事という意見もあれば、なるべく肯定文に言い換えてという意見もあります。おんぶや抱っこをしてもいいのかという問題も出ました。コミュニケーションの一つと思うので大丈夫という意見、危険だからやめた方がいいという意見、時と場合によるという意見もありました。こうした方がいいという正解がないので、意識を統一することの難しさを感じています。

 

最近、1年生の新しいメンバーが増え、どうやって雰囲気をつくっていけばいいか、どう統一すればいいか、ますます課題が増えていたのですが、上級生でも正解は難しく、統一しなくてもいいのではないかという意見が出ました。統一するのではなく、さまざまな意見があることを理解して、それを知った上で柔軟な行動力を身につけることが大切ではないかという考えに至りました。反省会やミーティングを繰り返し行い、こういう意見があるんだとみんなが知ることが大事であると思っています。

 

「ぐぅすかぴぃ!」の一番大きな思いは、子どもたちに思い切り楽しんでもらいたいということです。そして私たち学生も、障がいについて理解を深めることができる貴重な機会になっていると思います。

(2017年9月20日、第3回ワーキング、愛知県立大学)