• 長久手市大学連携推進ビジョン4U

皆さんは「わずらわしいまち」と聞いて、どんなまちを思い浮かべるでしょうか。そもそも、まちにわずらわしさは必要なのか、その答えを求めるため、私たちは地域に飛び出してみました。

 

年齢や障がいの有無に関わらず、和気あいあいとした姿が印象的だった「ジョブ長久手」さんや「なも」さん。地域の人と鍋を囲むことで、様々な方と出会えた「DoNabenet inあいち」さん。そして、「うぃうぃの会」の松本さんは約20年間、ボランティア団体やNPOをつなぎあわせる努力をされている方でした。このように様々な人と出会うことで、私たちはあることに気づきました。それは、皆さんに家族のような関係性があるということです。初めて会った人でも、声を掛け合い助け合える。これこそが、わずらわしいまちの魅力ではないかと考えました。

本当の家族ではないけれど、心が温まる人との出会いやつながり、そんなエピソードが私たちにもあります。小学生のとき通っていた絵画教室のおばあちゃん先生には、家族に言えないことも話し、本当のおばあちゃんのような温かさをもらいました。またひとり暮らしの大学生活で、地域の清掃活動中の方から「いってらっしゃい」と声を掛けていただいたこともありました。面識のない方でしたが、そのひと言には小学校に娘を送り出すお母さんのような懐かしい温かさがあり、とても嬉しく感じました。同時に、これが居心地のよいわずらわしさなのだと実感しました。

こうした温かい関係性をもっと地域につくれたらと考え、私たちは、長久手一家プロジェクト「はじめてのおつかい」を提案します。お父さん、お母さん、お隣さんや地域で活動している皆さんがごちゃまぜになって、子どものドキドキやワクワクを共有しながら成長を見守る。そして、家族のようなわずらわしい一体感を感じる。そんなプロジェクトです。

対象者は長久手市の小学1年生から3年生を予定し、年に2回、継続的におこないます。その子どもに関わっていただくのは、自分の家族のように一生懸命子どものことを考えてくれる人、地域の人や団体をつなげようとする人、地域のために頑張って活動している人、自分のよさを周りのために生かしている人。このような人々が長久手市にはたくさんいることを、子どもたちに知ってもらいたいと思います。

具体的には、まず子どもたちが買い物に行きます。学生や地域の方々は、そのおつかいが安全にできるように見守り、サポートをします。挨拶をしたり、子どもたちに道を教えたり、それぞれが自分にできる形で関わっていただきます。おつかいに行った先では、野菜をつくっている農家の方やクッキーをつくっている障がいのある方などから、商品への想いを聞くなどして交流します。

 

このように、子どもたちはおつかいを通して多くの人たちと出会い、帰ってきます。帰宅したら、おつかいで出会った方々と一緒に料理をし、食事をしながら、おつかいでのエピソードや感じた気持ちなどをみんなで共有し、最後には一緒に振り返りをします。その中で、たくさんの気づきや発見があるはずです。子どもたちには、保護者だけではなく地域の人にも見守られている、地域には人のために頑張って活動している人がたくさんいることを実感してもらいます。反対に地域の方々には、普段何げなく目にしている子どもたちに、自分も関わっていいと気づいていただけると思います。

私たち学生、外国人、子どもとその保護者、高齢者、外部から来た人、障がい者…どのつながりも弱い、というのが現状です。が、この企画によって、つながりが広がり、心安らぐわずらわしさを感じられると思っています。

 

私たちは、言葉を掛けてもらったり、もともと何かをしてもらう側でした。大学生になって、今度は自分たちが、ボランティア活動や学生スタッフとして人と人とをつなげたい。このまちには温かい人がたくさんいて、その人たちと将来ある子どもたちをつなげることで、このまちはもっとよくなっていくと思います。たつせのある課さん、長久手市長さん、ぜひともこの企画を一緒にしてください。

2018年03月24日
長久手市大学連携推進ビジョン4Uお披露目会
コラボ!逆指名大会 @長久手市 福祉の家